スペシャルインタビューInterview

スペシャルインタビュー

英語はアートの可能性も広げる。

版画作家 津久井 智子さん

消しゴム版画アーティストが痛感した英語の必要性。留学して目にした英語教育の最前線とは。そして英語を武器にしたことで広がった可能性を語る。

プロフィール:
15歳から消しゴムを用いた版画を作り始め特技とする。2003年から「はんこや象夏堂」としてインターネットやイベントでオーダーメイドのはんこ制作を開始。メディア出演やイベント、ワークショップなどを通して、はんこ版画の作り方や活用法を広く紹介するようになり、消しゴムはんこブームの火付け役となり新しいジャンルの確立に貢献。近年は消しゴムはんこによるイラスト提供や商品デザイン、内装や壁画なども手がけ、オーストラリア、フランス、香港、上海など海外での活動も精力的に行っている。

Tsukui Tomoko

消しゴムはんこ海を渡る

──現在、消しゴムはんこアーティストとして国内外で幅広い活躍されていますが、海外はどちらの国に行かれましたか?

津久井 活動内容はワークショップや個展、イベントへの出展など様々なものがありますが、フランス、香港、上海、オーストラリアなどに行きました。消しゴムはんこという文化は海外では珍しいので、結構注目してもらえています。

──海外での活動時は英語を使って行うのですか?

津久井  やはりその国の母語でやることになるので、フランスや中国では現地の通訳の方にサポートしてもらっていました。ただオーストラリアは英語なのでこちらは知人に少しサポートをしてはもらいましたが、何とか自分で英語で説明を行いました。ワークショップだったので目の前で見せてそれをやってもらう形なので、そこまで高い英語力がなくても成立しましたね(笑)でも、やっぱりもっと上手に英語が話せればと、その時は強く思いました。

海外の語学学校で目にした驚きと本気

──英語を本格的に学ばれたのはいつですか?

津久井 オーストラリアのワークッショップの時までは本格的には勉強したことがなく、大学で勉強したレベルでした。趣味が海外旅行のため大学時代からほぼ毎年海外に行き、その時に英語を使うといった感じで、旅行では特に困らないレベルではありました。ただ、やはり現地の人としっかりコミュニケーションを取ろうとか、仕事で使おうとすると英語力不足はひしひしと感じていました。

そこで、数年前にセブ島にある語学学校(コレダケ監修のTARGET校の姉妹校)に、留学して本格的に英語を勉強することにしました。

──セブに留学に行ってみていかがでしたか?

津久井 正直なところ行く前はフィリピンのセブ島留学って欧米留学と比べて安かろう悪かろうのイメージは少しあったんです。でも、実際行ってみたら想像とは全く違ってすごくしっかりしていて驚きました。フィリピンは公用語が英語ですが街中ではフィリピンの言葉が使われているし、タクシードライバーなどの英語は流暢ではないのですが、学校の先生達の英語はとても綺麗で聞き取りやすく、また南国特有の明るいキャラクターのおかげで学生もみんながハッピーな感じで、日本で想像していたものとは全く違いました。また授業がしっかりとマネジメントされていて、右も左もわからない状態からのスタートでしたが初日からやることが明確になっていたのは助かりました。

Tsukui Tomoko

── フィリピン人講師の発音など気になることはありましたか?

津久井 私の英語力はそこまで高くないので、まだ発音が気になるとかいうレベルではなかったのですが、聴きやすくて綺麗だなとは感じました。あの発音ならアメリカなどの完全な英語圏の国に行っても十分通用すると思いますし、周りのクラスメイトからも不満は聞いたことはなかったです。

──留学してこの点は特に良かったという点はありますか?

津久井 とても満足できるところが多かった学校ですが、日本人の英語トレーナーから日本語で文法の説明を受けられたり、コーチングを受けられたりしたのは良かったです。もちろんフィリピン人先生も分かりやすく説明はしてくれるのですが、やはりこちら側の英語力が勉強中の身ですので、内容によっては100%理解するのは難しく、「こんなことを言っているのかな?」と不安になってしまうこともありました。ただ、それを日本人のトレーナーに質問すれば10分でしっかり理解できますし、文法や勉強法などは日本語で習った方が手っ取り早いとは感じました。後で聞いた話ですが、これは通った学校の特徴で多くの学校では英語の先生ができる日本人スタッフがいるわけではないとのことで、これは学校ならではのメリットだったのかもしれませんね。

──英語を勉強していてモチベーション維持はどのようにしていましたか。

津久井 留学中もそうだったのですが、やはり仕事があるとついついそちらを優先してしまって、やるべき勉強が後回しになってしまうということが多かったです。でも中学、高校のように先生に叱られることもないので、ついつい甘えてしまいます。ただ、その時にクラスメイトの存在は大きかったですね。グループ授業だと他の生徒の足を引っ張りたくないとか、宿題ができませんでしたとかは言いたくないじゃないですか。おかげで本気になるしかない状況になりました。

また同じ話題を英語で話せる友達がいると良いなと思います。以前にランゲージエクスチェンジをしていたのですが、何回やると話すネタがきれてしまって継続ができませんでした。これは理想なのですが、やはり同じことに興味がある仲間が欲しいなと。今私はK-POPにはまっていて、その話題ならいくらでも話せるし、この間のライブについてとか、メンバーの髪型についてとかいろいろと話したい、この気持ちを共有したい!って思うんです(笑)。それを英語で話す仲間がいれば仕事が忙しくても勉強をしっかり継続できると思います。

英語を武器にしたことで広がった可能性

──留学後に何か活動に変化はありましたか?

津久井 留学中にシャドーイングのトレーニングを徹底的にやったおかげで、帰国後に英語の映画を見ていたら自然と聞き取れるところが多くなっていてびっくりしました。最初意識はしてなかったのですが「あれ?聞き取れててるな」って急に気がついて。英語力は集中して勉強すると数ヶ月という期間でもあっても効果は結構でるんだなと思いました。

そして海外の方向けに消しゴムはんこのアイテムの販売を開始しようと英語字幕をつけた動画配信を開始しました。そうしたら今までは全く関係すら持つことがなかったイスラエルやエジプトといった国からも注文が入るようになり、英語の可能性を感じずには得られませんでした。

Tsukui Tomoko

──どんな人も英語を使うと可能性を広げられますね。

津久井 私も以前は英語で海外向けに仕事をするなんてことは殆ど考えてなかったです。消しゴムはんこって海外ではまだまだマイナーだけど、興味を持ってくれる人はとても多いんです。でもゴム板とか彫刻刀、インクなどは日本製が圧倒的に質が高くて海外のものだと上手くできなかったりもします。なので、海外の人にアイテムを販売したり、紹介動画を発信したり、またその国に行ってワークショップやイベントを開催したりとどんどん活躍の場が広げられると感じています。

ただ、その時に前提となるのが英語力です。ここが無いとやはり自分で思ったことはできませんし、しっかり伝えることができなくてお客さんの心を捉えるのが難しいです。ですからやはり英語は大切だと私のような仕事でも強く感じます。

──最後にコレダケをご検討の皆さんに一言いただけますか?

津久井 セブ島での留学はとても良かったので、日本にいながら同じ先生に習って勉強を続けたいと思いましたが、今まではそれができなかったのが残念でした。しかし、今度はオンラインで可能になるとのことでとても嬉しいですね。本当に良い先生達でしたし、スタッフの方々も丁寧に対応してくれて本当に良い留学生活を送れましたし、英語力もリスニング力を中心に伸ばせたので、日本でもそれができるオンラインスクールは十分期待できると思いますよ。

津久井智子公式WEB: https://tsukuitomoko.com/
公式instagram:https://www.instagram.com/tomokotsukui/

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