スペシャルインタビューInterview

スペシャルインタビュー

多言語スピーカーだからわかる
間違いだらけの勉強法。

翻訳家 原山 雅行 さん

授業こそ大事、ネイティブから教われ、マンツーマンが一番・・・多くの人が信じて疑わない勉強法は実は間違っていた!?6ヶ国語を操る翻訳家が教える根拠のある正しい勉強法をすれば英語は必ず伸びる!

プロフィール:
早稲田大学卒業後、近畿日本ツーリストに入社し海外添乗員として活躍。その後、イギリスのケンブリッジに留学し上級英語を習得し現地ホテルに就職。帰国後Googleに入社し多国籍な環境で開発業務に従事。その後海外英語学校で講師トレーニングなどを担当し、現在は日本で翻訳家として活躍。英語だけではなく北京語、広東語、スペイン語、イタリア語、トルコ語などを操る語学マスターでもある。

Harayama Masayuki

闇雲に勉強しても良い結果はでない

──翻訳家として活躍される原山さんですが、学生時代から英語が得意でしたか?

原山 私は今でこそ翻訳家として業務をこなしたり、英語環境で仕事をすることも当たり前になっていますが、実は元々は英語は嫌いでした。中学校から英語の勉強が始まりましたが勉強方法も良くわからなく、やってもやっても結果が出ないので中学校時代は英語の勉強が嫌いでした。

それが高校入学時のオリエンテーションの際に「当校の授業は予習を前提に授業を進めます」と言われ、英語が全然できないから何とかしなきゃということで真面目に予習をして授業に臨むようになりました。あらかじめ単語を調べたり、分からないところをまとめたりと。そうしたら「あれ?なんか授業内容がわかるぞ」ってなって成績が伸びはじめて英語の勉強が楽しくなってきたのです。

その時に正しい勉強方法で学習すれば効果に大きな違いが出ることの一つを痛感したのです。結果が出れば楽しくなり、モチベーションも上がります。逆に効果が出ない勉強法をしていては結果がでなく、ただただ辛い時間となってしまい長続きしないという結果になります。私は現在も英語をはじめ複数の言語の勉強を続けており、日本語や英語講師の経験もあるので、今回はそれらの経験を踏まえて言語を学ぶ際の重要なポイントについてお話しさせてもらいます。

より深い理解を得られる反転授業

──私の学生時代は予習はいいから授業を第一にしろと言う先生も多かったと記憶しています。多くの人にとって復習はまだしも予習は疎かにされがちではないでしょうか?

原山 先ほどお話した通り、私は高校で英語の授業を初めてしっかり理解できるようになったのですが、それは自習、予習をしっかり行うようになったからでした。これは昨今注目されている”反転授業”という手法だったのです。

一般的な授業は、その時初めて聞く内容で知識を得る場になってしまい生徒の姿勢も受け身になります。その場では先生に説明されると分かった気にはなりますが、しっかり咀嚼して自分のものになっているかというとそうでもないですよね。少し形が変われば途端に分からなくなるという経験は誰もがしているのではないでしょうか。

一方予習という既に知識を得る工程を経てから授業に臨む反転授業は、生徒の姿勢も聞く姿勢も能動的になります。今日はこのことを学ぶのだなという思考が先回りしているので、自分が理解できていない部分を明確に意識することができます。ですから、先生の説明を受けたときは「なるほど、そういうことだったのか」と深いところまで理解できるので、習熟度はかなり高くなります。

──しかし、予習をするというのは以前から言われていたことではありますよね?

単純に予習をしろという話ではありません。反転授業においては、先生が行う授業も生徒たちが予習を通じて知識を既に知っているという前提で行いますから、授業を知識を授ける場としては同じことの繰り返しですので、習熟度を上げる、いわば実践的なトレーニングを行う内容になっていなければなりません。この流れの方が結果的には時間的効率も高くなりますし、非常に効果が高い勉強法です。

Harayama Masayuki

日本人講師と外国人講師は得意分野が違う

──日本では一般的に外国人講師、特にネイティブから英語を習うことが良いとされていますよね。それも違うと聞きました。

原山 私は両方の講師から学びましたし、私自身母語である日本語を教えたり、英語講師の経験があるのでそれぞれのメリットがあると感じています。

日本人が英語を学ぶ場合はであれば、日本人講師のメリットは、文法などの解説を日本語で行えるという点。10歳以下の子供の場合は感覚で言葉を習得することが得意ですが、大人になると脳の学習メカニズムが変わるために理論的に覚えた方が圧倒的に効率的です。この分野は母国語で説明してくれる日本人講師が担当するのがベストです。

一方外国人講師のメリットは別のところにあります。まず文法などを日本語で理解できた後で、英語で習うと理解が更に深まります。言語には理屈で割り切れない、説明がしずらい部分があります。外国人講師から教わると感覚的な部分の理解も進むため、より自然な英語を感覚的に把握することに繋がります。

またスピーキングなどの練習や発音なども外国人講師が担当した方が圧倒的に良いでしょう。やはり英語を使うのは外国人相手となるので外国人講師であれば「その本番を想定できる」というのも大きなメリットです。

英語力が高い日本人講師なら問題ないのではという意見もありますが、いくら日本人講師の英語力が高くても、やはり文化的、言語的背景を同じくする者同士だと間違った発音、文法、単語でも通じてしまう、汲み取れてしまうということがあります。やはり日本語が理解できない外国人講師との実践演習を組み込む必要性があります。

その他、日本では英語ネイティブへの信仰が厚いですが、私のイギリス滞在や外資系企業であるGoogleでの経験からしても今や外国人といっても相手が英語ネイティブであるとは限らないので、このグローバル社会ではネイティブ以外の様々な英語の発音に触れることも重要です。

英語力を効率的に伸ばしたいなら実はグループレッスン

──昨今、個別指導の学習塾とか、マンツーマンレッスンを売りにした英会話スクールが流行りです。確かに伸びそうと感じますが、実際のところはどうなのでしょうか?

原山 英語教育業界でも十数年前からマンツーマンレッスンを売りにしたフィリピン・セブ留学が人気になりましたよね。日本でも高価格帯の英会話スクールを中心にマンツーマンレッスンを売りにするところは増えていますし、低価格なオンラインスクールもマンツーマンです。確かにマンツーマン授業は学生に合わせて柔軟に対応できるので、それ自体は良いものだとは思います。しかし、私の経験からも一部のストイックに勉強できる人以外は、それを生かせない場合が多く、一見劣るように思えるグループクラスの方が結果的に英語力は上がることが多いです。

マンツーマンレッスンで講師が自分に合わせてくれるというのは、考え方を変えればサボれてしまうのと同じなのですよ。「仕事が忙しかった」「気分が乗らなかった」「さっぱり分からなかった」ということで予習や復習をしなくても講師はお客さんに優しいからそれでも許されちゃう。甘えがでちゃうんですよね。そしてそれは授業の進捗ペースが当初の予定より遅れることに繋がります。もちろん学校としてはそれで学生が長く在学してくれれば利益になるので、願わずも結果的にありがたい構図になっています。

また、英語の伸びは右肩上がりに一直線で伸びることはなく、一定レベルに到達すると伸び悩む時期があります。しかし、講師もそのレベルに合わせてしまいがちなので、更にそこをグッと引き上げる作業がしにくいというデメリットもあります。講師が合わせてくれることで成り立っているコミュニケーションなのに、英語が話せるようになったと錯覚してしまい実戦の場ではさっぱりとなりがちです。「レッスンでは話せるのになあ」と考えてしまっては課題が見えてこなくなる恐れもあります。

一方、グループレッスンはそういう甘えが出にくい。授業の進捗ペースは決められたものになりますし、他の学生の前で恥はかきたくないので予習するのは当たり前という責任感が生まれます。確かにペースが合わないと時にはしんどい時期もありますが、英語に限らず何かのスキルを身につけようとした場合、背伸びをすることが必要でそれには動機づけとなる環境に身を置くことは必須です。

またグループレッスンは他の学生が発言をするので、自分が使わない表現や単語、意見を聞くことになり、そこで目からうろこの新しい発見があったり、グループ内での自分の英語力の立ち位置が分かったりもします。1人だと他の学習者と比べて自分がどの程度習熟しているのかなどが分からず、いまいち自信が持てないということもよくあります。逆に自信満々なのにまったく通用しないということも。

グループレッスンは他の学生とディスカッションしたり、発言を聞いたり、自分と同じ立場の人から受ける刺激は良いモチベーションになり、挫折してしまう可能性を低く抑えることに繋がります。それにやはり一緒に勉強する仲間がいるというのは単純に楽しいですよね。

Harayama Masayuki

コーチングの重要性

──最近日本でも英語、フィットネスクラブなどでコーチングサービスを導入されていることが多いですよね?

原山 これはコーチにしっかりした知識と経験があるということが前提になりますが、非常に良いものだと思います。僕の若い頃はそういうサービスを提供している学校は皆無だったので、こういうサービスが昔からあったら良かったなあと思いますね。

英語の勉強って中学校、高校でやってきた我流で勉強しがちなのですよ。中学高校の先生ですら自分の経験から我流としか言えないような勉強法を良かれと思って教えますから生徒は信じこんでしまいます。また、生徒間でも受験の得点につながる勉強法は短絡的であってもみんな真似します。結果、大人になって学び直しをすると非効率的な勉強方法を自然と選び取ってしまうことが多いんです。

また伸び悩んだ時に今の自分には何が足りてないのか、そこを伸ばすにはどんな勉強法が有効なのかなどを教えてくれると納得して安心しながら勉強を進められますよね。無駄なく一直線にスキルを伸ばせるというのは、特に時間の限られた社会人にとって大きなメリットだと思います。

そしてモチベーションは自分一人ではなかなかコントロールしにくい分野です。英語学習は途中で挫折しなければ早かれ遅かれできるようになるものですが、これを防ぐのがとにかく難しくて皆困っているわけで。だから、モチベーションを含めて管理してくれるコーチの存在は非常に心強いでしょうし、成功への確率が上がる存在だと思います。

勉強時間をどう捻出するか問題

──忙しい社会人にとって必要な学習時間を確保することが難しいと考えがちですが、1日どれくらい勉強することが必要だとお考えですか?

原山 英語をマスターするのに必要な学習時間は3,000時間と言われますが、これは単純に3,000時間勉強すれば良いということではありません。今まで述べてきたように勉強法にもよりますが、そこで間違えていなくても気をつけないといけないポイントがあります。

それは頻度です。同じ時間数でも例えば、週末にまとめて14時間勉強するのと毎日2時間勉強するのであれば後者の方が学習効率は上がります。

私も一時期非常に忙しい会社にいたことがありますが、その時期でも隙間時間、通勤時間、ランチタイム、寝る前の時間などを使えば毎日1-2時間は勉強することが可能でした。一回あたりは少ない時間ですが、まとめると結構な時間になります。

そう考えると、一般的な会社員であれば1日2〜3時間は英語学習ができるでしょう。特に英語力を短期間に一気に上げたいという場合は、学習に力を入れる期間を決めて、その間は毎日しっかり最低2時間は勉強時間を作ることが大切です。どうしても社会人は生活の中心が仕事になりがちですが、忙しい人であっても短期間であれば時間は必ず作れます。

ただ、忙しい社会人にとっては時間を確保することよりも、学習期間中のモチベーションを保つことの方が難しいです。正直なところ、独学で挫折せず目標を達成できる人は少数派でしょう。だからこそ、コーチングや一緒に学ぶ仲間を見つけることがキーになってきますね。

私の学生の頃より現在は英語を勉強する環境は格段に整ってきています。昔は英字新聞を読もうとしたら大型書店などに行って600円程度で購入しないといけませんでしたが、今はオンラインで無料で読めます。またオンラインレッスンも以前のように顔だけ見て行うのではなく、お互いに同じ教材を見ながら行えるなど、会って行うレッスンと遜色がないどころか、より分かりやすいレッスンを受けることも可能になっています。忙しい社会人にとってスクールへの通学だけで結構な時間が失われますから、オンラインでの教授法とそれを支える技術の発展は喜ばしいことです。

まだまだ物申したい勉強法は沢山ありますが、これからは英語はますます重要な時代になっていくので、是非この恵まれた新しい学習環境や知見をフルに活かして1人でも多くの人が英語を使えるようになって欲しいと願っています。

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