英語教育コラムColumn
外国人講師から学ぶことが最良ではない?
英語を習うにあたり「日本人の講師、外国人の講師どちらから学んだ方が良いのか?」という疑問をもたれる方が大勢いらっしゃいます。スクールや質問する相手によりその答えは変わってくるのでさらに悩んでしまう方も少なくありません。
この疑問、結論から言ってしまうと
日本人講師、外国人講師どちらにもメリット、デメリットがある。
と言えます。
それぞれのメリットとデメリット
日本人講師のメリット
◯ 日本語で説明できる
◯ 文法など理論的な説明が得意
日本人講師のデメリット
✕ 日本人的な発音になりがち
やはり日本人講師の一番のメリットは日本語で説明ができるという点。説明される言語の問題で「分からない」が起こりませんし、講師は学生の質問も踏み込んで理解してくれます。そのため、文法や音声変化のルールなどの必ずしも英語で学ぶ必要がないものは、日本語で学んだ方が圧倒的に短時間で確実に理解できます。
外国人講師のメリット
◯ 綺麗な発音
◯ 英語の感覚を伝えるのが得意
外国人講師のデメリット
✕ 学生の英語力が高くないと理解できないことがある
発音そのものに慣れるトレーニングは英語環境で生まれ育った外国人講師が得意とする分野です。TOEIC本番で使用される英語の発音はネイティブの発音なので、これらに慣れておく必要があります。また、日本語が母国語でない人と英語でコミュニケーションをとることは、英語を学習する上で多くの方の目標となり、実践トレーニングとしての外国人講師とのレッスンはモチベーション向上に繋がるメリットがあります。
これらのことから、日本人講師は「理論演習」が得意といえ、外国人講師は「発音分野」「実践演習」が得意といえます。つまり、日本人講師、外国人講師のどちらが良いかということは一概には言えません。
そこでCOREDAKEでは日本人と外国人の各講師のメリットだけを組み合わせた「ハイブリッド授業」を設定しています。
日本人講師だけのプログラムの場合、日本語で解説されることでレッスン後には「分かった」となることでしょう。しかし、実際のテストでは聞き取れない、時間内に読めないという現実を突きつけられます。一方、外国人講師だけの場合は、毎時間腑に落ちないところが消化されないまま授業が進み、習熟度は低いものになってしまいます。日本語も英語もネイティブレベルの講師が担当すれば、解決できる問題ですが、残念ながらそのような講師は滅多にいません。だからこそ、メリットを組み合わせたハイブリッド授業が有効なのです。